新しい家族の形は近居
ここ最近で核家族化がグッと進んできており、実両親や義両親共に同居するという選択をする家庭が少なくなってきています。共働き家庭が増えたことによって、三世代同居をすると生活リズムの違いなどからすれ違ってしまうということや、世代の価値観の差などから意見がぶつかってしまうということも増えてきており、同居をする家庭よりも近居という選択をしている家庭が増えてきています。近居のメリットは、自分の家庭の生活ペースを崩されることなくプライベート空間を確保し、尚且つ両親の様子も見に行きやすいという点です。最近では実子義務という言葉を多く聞くようになってきており、家庭を持っても自分の両親は自分で面倒を見るというスタイルの家庭も多くなってきています。
少し前までは同居で面倒を見るということも多かったのですが、最近では近居というスタイルを取り、自分の家庭のペースを守りつつ行政の力を借りて親の面倒を見ていくというスタイルが多くなってきているのです。そうすることで、家庭内で誰か一人に負担がかかってしまうということを避けることができますし、介護トラブルも起こりにくくなります。こういったスタイルでないと自分の将来の介護費用まで捻出できない、子供の教育費用を貯めることができないという家庭も多いのです。もちろん両親にもこういった考えを理解しもらうというところから始めなくてはなりませんが、こういった近居スタイルが最近の主流になってきているのです。